愛された研修生
普段、マツダの車に乗っているからか、俺はマツダの社員になっていた。
そこへ、マクドナルドの新入社員が一人研修に来ていた。
とても元気で印象のいい青年だった。
まもなくして、とあるお偉いさんがオレの職場にやってきた。
息子が付き人としてきていて、見たことある青年だった。
なんと最近研修に来ていた青年だった。
青年はなんとなく元気がなく下を俯いていた。
オレが声をかけると、親とこのような場所に同席するのがイヤなようだった。
先日お世話になったマツダの職場に個人的に挨拶しに行ってはどうかと話をすると、とても喜んで、外線から電話をかけていた。
そして、もちろんだけど、オレの職場の職員たちも大喜びで、その青年との会話をスピーカーにしてお互いの近況を報告しあっていた。
いっそ、オレんとこの社員になればいいのになぁと思ったところで、目が覚めた。